女子にもわかる自衛隊

男性自衛隊員との結婚後の生活は?

自衛隊員男性と結婚したいという女性は必見です。
自衛隊は安定したお仕事なので女性婚活者の方にとっては、魅力的な職業ですが、実際にはあまりよく結婚後の生活がイメージできないという方も少なくありません。自衛隊員男性との成婚を希望しているんだけど、結婚後はどんな生活が待っているのか、少し不安だという方に実際の結婚後の生活についてご説明します。
今回は実際に自衛隊員男性と成婚を決めた方の声を参考に、自衛隊員男性との成婚後の結婚生活についてお話ししていきます。これから自衛隊婚活を始める方は、結婚後の生活を理解するうえでの役立ち情報です。

 自衛隊の生活は不規則

自衛隊の生活は基本的には不規則です。勤務時間は、早朝の出勤や深夜までの残業など、時間が変調的で、定時に始まり、定時に終わるというような規則正しい仕事ではありません。昼夜を問わず任務があったり、職種によっては訓練もたびたびあります。任務が所外で行われたり、場合によっては海外になるケースもあります。数ヶ月帰ってこれないようないこともあるので、自衛隊の勤務は過酷なものです。
このような生活は、慣れるまでは合わせるのが大変だとか、一緒にいれる時間が少なくて寂しいと感じる方も多いです。ですが総合的には合計の勤務時間は決まっているので、超過の勤務は代わりの休みで埋め合わせられますので長期休暇が取れるメリットもあります。
このような不規則な生活に合わせていくためには、家族の理解や協力が必要です。そういう職業だからと割り切って長期休暇を利用して旅行に行くなど生活も考え方もシフトしないといけません。そうすれば生活のすれ違いは起こりにくく、むしろそれをうまく利用できるはずです。

教育期間は一緒に生活できない

一つ重要なポイントとなるのが、自衛隊員には当初の教育期間があることです。教育期間は基地・駐屯地内で生活しないといけないので、家族と一緒に生活することはできません。もしこの期間内に結婚しても、同居することはできません。婚活する場合は、相手がこの期間にあるかどうかを確認しましょう。そして教育期間が終わってからも半年は基地・駐屯地内で生活しないといけないので自衛隊に入隊したての人と結婚した場合は、しばらくは一緒に生活できないと思っておいたほうがいいです。
成婚した方のなかには、それを知らずに結婚してしまい、しばらく別居婚になって寂しかったといった方もいらっしゃいました。本来なら新婚で一番一緒にいたい時期に別々に生活しなといけないので、そういう期間があることを理解したうえで、結婚までの道のりを計画してみてくださいね。

転居が多い

大きなポイントとなるのが転居の問題です。自衛隊の方は、転居を伴う異動が多い職業です。これも将来家族となる方々にとっては重要なポイントです。自衛隊員が同じ基地・駐屯地の同じ部隊で生涯働き続けることはほとんどありません。何年か毎に別の基地・駐屯地に異動になる事がほとんどですので、その度に転居が必要となります。
自衛隊員男性と結婚した女性は、転居して一緒についていくか、単身赴任を選ばれるケースもあります。マイホームを購入した方や、子供がいる方は単身赴任を選びがちです。基本的には配属先は選ぶことはできないので、決定されたら否応なしに転居が必要になります。そういった条件は、結婚相手としてはマイナス要因にも考えられます。将来的にそういう必要性があることをよく理解しておいてくださいね。

ストレスの多い仕事である

自衛隊員の家族として知っておきたいのは、自衛隊は肉体的にも精神的にもストレスが多い仕事だということです。一緒に生活するものとしてはそういったことへの配慮や気配りが必要になります。肉体的なストレスに対処するためには、健康的でバランスの良い食生活を保たないといけません。妻となるのであれば、料理や健康管理が求められます。栄養バランスの良い食事を作り、日常的なケアをしていきます。風邪をひいたり、睡眠にならないように注意したり、アルコールや喫煙習慣もなくさないといけません。強健な体を作るために食事を工夫したり、運動をしている人もいます。相手に合わせて自分もそういうストイックな生活をしないといけないわけではありませんが、ある程度は合わせることになります。
精神的なストレスとしては、日々厳しい状況下で任務しているので、家に帰ってからもピリピリしていたり、疲れて元気がないこともあるかもしれません。過酷な勤務で気分の落ち込んでいることもあるでしょう。そういった時には、精神的にリラックスできる環境を作り、気持ちを安定させてあげないといけません。気分を和らげる会話をしたり、思いやりがある態度で接することが求められます。ですので自分本位な性格の方や、自己中私的な生活をしてきた方には、こういう相手中心の生活が厭わしいと思われるかもしれません。自分自身の性格がこういう生活に合わせられるか今一度よく考えてみましょう。

昇級試験によって進退がきまる

そして自衛隊員にとって最も大きなプレッシャーとなるのが、定期的に行われる昇級試験です。これは自衛隊員にとっては進退を決める重要なターニングポイントです。自衛隊員には何年かに一度昇級試験が課されます。この試験で階級の昇級が決定するのですが、規定期限内に曹以上の階級にならないと、自衛隊員として在籍することができません。通常は日々きちんと勤務して、勉強しておけば不合格になる可能性は低いのですが、もし合格基準に満たなかった場合、自衛隊として籍をおけなくなります。結婚した相手がこの試験に落ちてしまうと、自衛隊員と結婚したはずが、転職が余儀無くされるので要注意です。強く自衛隊員との結婚を希望している方は、相手が後の試験をパスしているのか確認しておいたほうがいいでしょう。

自衛隊社会がある

自衛隊員と結婚すると、家族としては覚悟しておかないといけないのは、自衛隊ならではのコミュニティがあるということです。社宅や寮のようなところに住むことになると、ご近所はすべて自衛隊員家族です。そういった自衛隊コミュニティのなかで生活していないといけません。自衛隊員家族同士のお付き合いが必要なので、そういう人間関係に耐えられないといけません。社宅でのストレスのある生活は自衛隊以外でもあるものですが、部隊や階級があるので、より派閥やヒエラルキーができやすい社会です。狭い社会なので、もしそこで問題が生じると悪い噂がたったり、ご主人のお仕事にも影響が出かねません。そういうお付き合いも必要になることがあると理解しておきましょう。人付き合いが苦手な方は初めに知っておきたい条件です。

連絡が頻繁に取れないこともある

自衛隊員は、基本的には勤務中は携帯電話が使用できません。ですので、勤務中は連絡を取れないことが多いです。任務や研修中は、地域によっては圏外になることもあり、家族の方は緊急時に連絡が取れない可能性があります。有事や災害など、どうしても連絡が取りたい時に連絡が取れないかもしれないと思うと家族にっては大変不安を感じます。携帯電話が使用できる時間帯でも、睡眠をとっていたりすることもあるので、休憩中にあまり頻繁に連絡をとらない人もいます。基本的には、一度仕事に出たらあまり連絡が取れないと考えておいたほうがいいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように自衛隊員の結婚後の生活は、通常の職業の方に比べて特徴的なことが多いです。厳しい面もあるし、独特な生活となるので慣れるまでは大変だと感じたり、想像と違うと思われるかもしれません。ですが大抵の方はすぐに慣れることができています。結果的には安定した生活が送れ、長期休暇が取れるなど良い面があるので、結婚生活に満足されています。
このような条件はありますが、それでも責任のある任務をしている自衛隊員の妻となり支えていくことは、自衛隊員と同様に大変責任があり、意義なものとなることは間違いありません。とても充実感があることだと思います。

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