寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
年末にかけて日本海側は大雪に、太平洋側でも雪が積もるおそれがあるとの事で、かなり寒い年末年始が予想されますので、体調管理には気をつけないといけませんね。
自衛隊でも転勤や退職があちこちで見られる訳なんですが、みなさま自衛官の定年って何歳かご存知ですか?
あ!…って、さも知ってる風な聞き方をしてしまいましたがすみません、私も詳しい事までよく知りません!
さっそく調べてみました。
(陸上自衛隊・退職自衛官雇用ガイドより)
ほとんどの自衛官は53~56歳で定年となります。60歳を待たずに定年がやってくる訳です。
今や人生80歳も当たり前の時代ですからこの歳で定年、早いですよね~。
でも自衛隊は強くなくちゃいけない訳ですから、頭はまだまだ現役!でも体力が衰え始めるこの頃を定年としているようです。
年金を貰えるのは今65歳からですから、受給開始を繰り下げたりしても定年後の就労は必要と考えるのが妥当でしょう。
そう、自衛官には第二の人生が待っています。
一昔前までは退職後の仕事を紹介してくれるところなんかがあったようなんですが、今はそういう窓口はありません。イエス!天下り禁止だからですね!
え?自衛官て定年は早いはその先の仕事は斡旋してくれないは…ちょっと不安なんですけど…とならないように、防衛省HPにはこんなことも書いてありました。
”勤務する自衛官が退職後の生活に不安を抱くことなく厳しい任務を遂行するため、また、優れた資質を有する人材を確保するためにも、退職後の生活基盤の安定確保が不可欠です。
こうしたことから防衛省は、退職予定自衛官の再就職に関する施策を、人事施策における最重要事項の一つとしてとらえ、再就職に有効な職業訓練や雇用情報の有効活用などの就職援護施策を行っています。
(一部抜粋)”
ざっくりと解釈すると「直接仕事の紹介は出来ないけど、どうしたらいいかアドバイスはできるよ~。あと、現役の頃にこれから使える資格とれたり受験資格が出来るように訓練するよ~。そういうの大事だなって思ってるからね~。」ってことですね。
ただ最後はやっぱり自分で仕事を見つけて、資格なんかをとるにしても自分の意思でしっかり行動して、という事のようです。
私が知る限りでは、警備会社やタクシー会社、スーパーやレジャー施設の係員として再就職している方がいます。
年齢的にバリバリ第一線で!という訳にもいかないことを考えるとごく一般的な流れかなと私は思うんですが、主人からするとちょっとショックを受けるところもあるようで…
というのも、自衛隊にいた頃にガンガン出世して立場があって、自分では届かない階級まで偉くなった…あ…あの人が…?という気持ちになるようで…。
なんとも複雑な心境なんだとか。
退職した後のことばかり考えて現役時代を過ごすのはあまりにも虚しいものですが、頭の片隅の引き出しに入れておいて、たまに取り出してみるくらいはしてもいいテーマです。
私達夫婦の間でもたまーにこの話題が出てきます。
「自衛隊辞めたらなにしよっかな~?」
「何かやりたいことないの?」
「う~ん、なんだろなぁ…」
という具合でまだまだ不透明ですが、「いろんな植物好きだから園芸屋で働きたいな」とか「不動産と株で不労所得生活したいな」とか「趣味を昇華させて教室を作ろうか」とか妄想だけは散らかしています。
退職の時期がはっきりしていること、それを認識することは人生設計する上でも大切だと思っています。
例えば、結婚後はマイホームを構えたいなと思っている場合。
退職までに返し終わる額を予算にしたりローンを組んだりできますよね。
あ、ここでちょっと話はそれますが、自衛官って国家公務員という超!安定&社会的信用の高い職業なのでローンの審査通りやすいんです。
だから「退職金もあるし、これくらい大丈夫だよね♪」ってついつい背伸びしたお家を買っちゃったりする人もいるようなんですが、気をつけて下さいね。
定年って今は先ほど書いた通りの年齢になってますが、短くなる可能性もなくはないのです。
定年なんてここでお話するには随分と早い、まだまだ先の話にはなりますが、自衛官には必ず第二の人生がやってきます。
自衛官の看板を降ろしたあと、自分達に何があるかな?と考えてみると、現役時代の自分達を少し違った角度から見つめられます。
この先の人生を充実させるためには今は何がやれるかな?ってお互いに話してみるのも面白いと思います。