こんにちは、自衛官妻のSACHIです。ようやく少しずつ暖かくなってきましたね。
今年の冬はコロナ禍で生活リズムが崩れ、体の不調が出ている方が多いようです。こんな時こそしっかり食べないといけませんね。
さて、そんな訳で今回はランチ事情を紹介したいと思います。
自衛官のランチ事情の予備知識なんですが、
基地や駐屯地には隊員用の食堂がありますが、既婚さんは原則使えません。泊まり込みになる当直などの特別勤務のときだけ使えるんですよ。なので、ランチは自分で何か用意することになります。
さてそれを踏まえて、我が家は結婚してから基本的に旦那さんにお弁当を持っていってもらっています。
自分の母が会社員だった父にそうしていた影響なんだと思います。『昼はお弁当を持たせるもの』と幼心にインプットされていたようです。結婚してから自然と「はい、お弁当どうぞ」になりました。
お弁当とはいっても中身は決して立派じゃないですよ。
「始めからあんまり頑張らない方がいい。少ししてから必ず自分にシワ寄せがくるから」という、先に結婚した友人から贈られた言葉をそのまま、ぜひこの場でお伝えしたいのです。
だから夕飯の残ったおかずをメインに、簡単なおかずと冷凍食品で隙間を埋め埋め・・・だったり、白飯にとにかくたくさん肉を乗せる焼肉弁当!とか、 夕べのカレー弁当!とか簡単で美味しいものです。
っていうかそういうガッツりした弁当のほうが「今日の旨かったわ~」って反応がいいので良い事づくめです。
あと、お菓子を2、3個入れときます。おやつです。
料理は本を見てきっちり分量通りに作るタイプなので、味は無難に出来上がるんですが、一度大失敗した事があります。
その時は引っ越したばかりのバタバタでお弁当箱がなくて、ご飯とおかずを別々に手頃な大きさのタッパーに詰めて渡していたんです。
朝、ごはんの真ん中にタッパーから出した梅干しをひとつ埋め込んで「よし!日の丸弁当!」と意気揚々と二つのタッパーをハンカチで包んで渡しました。
昼、自分のごはん何にしよう?と冷蔵庫を開けると、いつも梅干しを置いている場所に見慣れない中身のタッパーがあります。
「ん?なんだこれ?」と開けると、朝詰めたお弁当用のおかずが・・・
「やっちまったぁ!!!」と私が嫌な汗をかいた頃、主人は日の丸弁当+大量の梅干しを目の前に「嘘だろ・・・」と頭が真っ白になったそうです。
そんな事がありつつも、弁当があること自体は助かると言ってくれています。
それは、買いに行ったり食べに行ったりする時間が惜しいからだそう。
お弁当ならその場でさっと食べられて、あとは仕事に戻るなり休憩するなり出来るのがいいんだそうです。
ですが今の職場ではお弁当派は少ないようで、あらかじめコンビニで買ってきたり売店に行ったりする人の方が多いみたいですね。
既婚とはいっても単身赴任の人が多いからですね、きっと。
あ、でも以前の勤務場所では単身赴任なのにお弁当を持参している人もいましたよ!
会って話を聞いたところ「普段から自炊してるからお弁当くらい・・・ね」と大したことじゃないよって顔で仰っていました。料理するときの時短、節約のテクニックまで教えてくれて、かなり家事上級者でした。
さて、自衛官で飯となるとミリメシって本当に食べてるの?って気になりませんか?
主人はサバイバルする職種じゃないので年中食べてる訳じゃありませんが、たまに何らかの訓練に参加するときにはミリメシが支給されています。
缶詰かと思いきや、レトルトパックのような感じで、メインのおかず(ソーセージとかミートボールとか)にポテサラ付き!味は濃いめだそうです。動き回った後で塩分とっときたいからですかね?
「不味くはない。でも毎日あれだとキツい」ものみたいです。
現役の自衛官がどんなランチをとっているか、なんとなく伝わったでしょうか?
そうです、案外普通ですよ。外に出る用事がある時なんかは同僚の人とお店に入って食べたりして、本当に普通なんです。
私も一応お弁当を作ってはいますが、体調が悪かったり他の事に手をとられて作れなかったときは「ごめん、明日はなんとかして」と言うときもあります。
自衛官だからこうしなきゃ、とか構えずに、 毎日のことなのでお互いが楽で「それでいいよ」っていう物がいいと思います。