防衛大学校の『卒業ダンスパーティー』を潜入レポート!
皆さんは、幹部自衛官を養成する防衛大学校に、卒業ダンスパーティーがあるということをご存知でしょうか?
私は、「ダンスパーティーって日本でもあるの?」という感じでした(笑)
今回は、そんな神秘のベールに包まれた防衛大学校卒業ダンスパーティーについてご紹介します。
豪華な会場
防衛大学校の卒業ダンスパーティーは、例年、品川グランドプリンスホテル新高輪の大宴会場「飛天の間」で開催されています。
♪大宴会場 飛天 グランドプリンスホテル新高輪♪
専用の玄関を持ち、エントランスホール「うずしお」、レセプションホール「さくら」と連なり、機能性と美しさを兼ね備えた大宴会場(610坪)。
この会場は、あのFNS歌謡祭やベストボディ・ジャパンの全国コンテストでも使用されています!
いざ入場!
エントランスをくぐると、防衛大学校の隊旗がズラリと並んでいました。
防衛大学校には、4個の大隊・16個の中隊があり、その大隊・中隊には旗があります。
防衛大生は、この旗にも思い出があります。
防衛大学校の校章
本会場の飛天の間に入って、まず目に飛び込んできたのがこれ!
防衛大学校の校章が氷で作られています!
この校章は、中央のハト(平和の象徴)がとても印象的です。
平和を愛する自衛隊ならではのモチーフだと思いませんか?
ダンスパーティーの意義
防衛大学校では、社交ダンスが委員会として設置されるほど重要視されています。
それは、「幹部自衛官たるもの真の紳士・淑女であれ。」という防衛大学校創設当初よりの理念があり、紳士・淑女の嗜みとして社交ダンスが推奨されているからです。
この卒業ダンスパーティーが伝統的に行われているのは、そういった経緯があるからだそうです。
社交ダンス委員会「アカシア会」
ダンスパーティーの開始時には、防衛大学校社交ダンス委員会「アカシア会」によるデモンストレーションがあります。
卒業ダンスパーティーの数ヶ月前になると、アカシア会のメンバーがダンスの指導をしてくれます。
ダンス経験のない女性が相手でも防衛大生がリードできるようになってくれますよ。
Let’s dance!
デモンストレーションの後は、フリー・ダンス・タイムです。
音楽に合わせてカップルが踊ります。
防衛大生は、ワルツ・ジルバ・タンゴなどの社交ダンスを練習して準備万端です。
しっかりとパートナーをエスコートしていきます。
音楽は航空自衛隊の生演奏♪
しかも、そのバックミュージックは航空自衛隊の航空中央音楽隊による生演奏♪☆
豪華すぎます。
♪航空中央音楽隊について(航空自衛隊HPより)
東京都の立川市の航空自衛隊立川分屯基地に所在する航空中央音楽隊は、航空自衛隊が持つ5つの音楽隊の中心的役割を持つ音楽隊です。隊員約70名で編成され、航空自衛隊ならではの機動力を生かし、全国を活動範囲として飛び回っています。1992年に世界の優秀な軍楽隊に贈られる「ジョージ・ハワード大佐顕彰優秀軍楽隊賞」(J.P.スーザ財団基金による)を日本で初めて受賞しました。
女性のドレスはどんな感じ?
防衛大生は制服、パートナーの女性は綺麗なドレスを着て参加します。
私が見たところ、女性は赤色のドレスが多い印象でした。
防衛大生の紺色の制服とマッチする色なのかもしれませんね。
国旗の日の丸(赤色)と防衛大学校の校旗(紺色)が並んでいるように見えるのは私だけでしょうか。
防衛大学校のメモリアルビデオ
パーティーの最後には、防衛大生の4年間の思い出がつまったメモリアルビデオが上映され、涙ぐむ防衛大生も。
先輩・後輩からの「卒業おめでとう!」のメッセージが送られ、防衛大学校の絆の強さを感じます。
辛いことも過ぎてしまえば良い思い出になってしまいます。
最後に
こんな盛大で心温まるダンスパーティーは防衛大学校にしかできないと思います。
運営も学生が主体的に実行しています!
彼氏が防衛大生!という方には、ぜひ参加してみてほしいイベントです。
現役の防衛大生は、大事なパートナーを見つけて誘ってあげてほしいです。
きっといい思い出になりますよ。
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