自衛官は奥手である!
不安になってしまう前に!ぜひ知ってください
みなさんは、自衛官にどういうイメージを持っているでしょうか?体を使う仕事が多いので、体育会系バリバリなイメージを持っている方も多いかもしれません。
ですが、自衛官との恋活を望んでいるみなさんには、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは……「自衛官は奥手である!」。
もちろん、自衛官といっても男性だけで約20万人いますので、そうでない方もたくさんいます。ですが、私は全体的に「奥手な人が多いな」という印象を持っています。おそらく、大間違いではないと思います。
もし「自衛官は奥手である!」ことを知らないまま恋活をしてしまうと、「あれ?なんだか会話が盛り上がらないな……」とか「私に興味がないのかな?」と不必要に不安になってしまうかもしれません。
そこで今回は、「奥手な自衛官」についてお話したいと思います。
自衛隊はまだまだこんなに男社会
そもそも、なぜ自衛官は奥手なのでしょうか?一番の理由は「女性に慣れていない」ことだと思います。
みなさんも「自衛隊は男社会」なイメージをお持ちかと思いますが、現在、全自衛官のうち女性自衛官は約6%です。女性自衛官の数は徐々に増えてきており、防衛省は「2030年度までに9%以上にする」という目標を掲げていますが、それでも10人に1人以下。部隊によっては「女性がひとりもいない」ということもあります。
以前は、女性は戦闘機パイロットや戦車の搭乗員などになることはできなかったのですが、ここ最近制度が変わって女性も就けるようになりました。「女性がひとりもいない部隊」も徐々に減っていくとは思うのですが、「女性がひとりもいない」「女性が数名しかいない」という部隊はまだまだあります。
仕事が終わっても男社会?
自衛隊以外の一般的な企業でも、女性が少ない男社会な職場はありますが、一般的な企業にお勤めの方の場合、男社会なのは仕事だけ。会社を一歩出れば女性がたくさんいて、接する機会もたくさんあります。
しかし自衛隊の場合は仕事が終わっても男社会が続きます。有事や災害などの緊急事態に常に備えているため、独身自衛官の大半は「営内」と呼ばれる駐屯地・基地内の寮のようなところに住んでいて、仕事が終わっても相変わらずです。特に営内は男女別なので、完全な男社会です。
なので、「女性に慣れていない」のは仕方のないこと。以前、ある男性自衛官とお話をしているときに、その方が顔を真っ赤にしながら「ウチの部隊は男所帯なんで女性に慣れてなくてすみません」と謝られたことがありました。「大変だなぁ」と驚きつつ、しかし私も中学高校の6年間は女子校だったため「あの頃を思い出せばなんとなく分かるかも」とも思いました(笑)
女性だけでなく、男性にも奥手!?
また、自衛官が奥手な理由は「女性に慣れていない」だけでなく、「自衛隊には〝お客さん〟がいない」ということもあると思います。
一般的な企業ではお金を稼ぐ(利益を上げる)ことが必須で、取引先やクライアント、ゲストなど多かれ少なかれの〝お客さん〟と接します。しかし、自衛隊は「国、国民を守る」ことがお仕事なので、〝お客さん〟がいません。上司や同僚、部下といった「身内」だけで仕事が完結してしまうため、お仕事で「多種多様な人と接する」ことがほとんどないんです。ですので、「女性に対して奥手」というより、「男女関わらず奥手」という面もあるかと思います。
一般的な企業でも、一日中機械相手にじーっとひとりでお仕事をするような方は同様の傾向があったりしますよね。
とはいえ、自衛隊にも「多種多様な人と接する」お仕事の方はいます。例えば広報官。広報のお仕事をされている方は日々いろいろな人と接するので、奥手な様子はまったくなく、というより人付きあいが上手でとても饒舌だったりします。
そういう方にお会いすると、「この人、なんだか自衛官らしくないなぁ」と感じてしまうのですが(笑)、ひっくり返せば、自衛官の大半はそういうこと……なんですよね。
真面目で寡黙な性格も、奥手に拍車を
そして「奥手」なのは、自衛官の性格的な面も影響しているのかな、と思います。
自衛官は、真面目で寡黙な人が多いです。イメージでいうと、「武士」「侍」「高倉健」という感じでしょうか(高倉健さんは若い方にはあまり伝わらないでしょうか……)。
もちろん、真面目な人、寡黙な人がみんな奥手というわけではないのですが、あまり多くを語らないというか、「背中で語る」というか……。接していると、結果的に「うーん、この人あんまり楽しくなさそう。私なにか失礼なことしちゃったのかな?」と不安になってしまうんです。
こちらも以前のエピソードなのですが、複数人でお食事をしているときに、ずっと真面目な顔をしている自衛官の方がいました。決して怒っているわけでも、つまらなさそうなわけでもないのですが、ただひたすらに寡黙で……。
帰り道、「あまり楽しくなかったのかな」と少し残念に思っていたところ、「今日は楽しかったです。ありがとうございました」というとっても丁寧なメールがきて「楽しかったんならそういう顔してよ!」と思ってしまったのですが(笑)、でもメールの内容はとても真摯で気遣いに溢れていて、彼みたいな人はきっと素敵な旦那さんになるんだろうな、彼と結婚する人は幸せだろうな、とも思いました。
若い女性に緊張するのは当たり前!
と、今回は「自衛官は奥手である!」というお話でした。
もちろん、上記にあてはまらない自衛官もたくさんいるとは思うのですが、もし今後、自衛官との恋活で「あれれ?」と思うことがあったら、不安になる前に「そういえば、自衛官は奥手だという説を聞いたことがある!」と思い出してみてください。
そもそも、自衛官以外の男性でも「若い女性と話すときは緊張する」というのはよくある話ですしね。「自衛官=体育会系!」というイメージに引っ張られすぎずに、接してみてください。
私も自分を振り返ってみると、若い頃は自衛官から話しかけられるということは少なかったのですが、40代に突入した今、とっても気軽に話しかけてくれる方が多くなったように思います(笑)
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