自衛隊の筋肉男子を探せ!
自衛官は全員が筋肉男子?
自衛官との恋活を希望する方は、その理由のひとつに「筋肉男子が好きだから」というものがあるとお聞きしました。
そこで今回は、「自衛官はみんな筋肉男子なのか?」「筋肉男子な自衛官と出会うためのヒント」をご紹介したいと思います。
では一つ目。「自衛官はみんな筋肉男子なのか?」。
結論からいうと、自衛官の全員が全員筋肉男子というわけではありません。鍛えたいけど事務仕事に追われ、なかなか鍛える時間がなく筋肉が落ちてしまう人、運動する時間が減っているのに食事量は変わらず、ちょいとぽちゃっとしてしまう人もいます。
自衛官に必要なのは筋肉だけじゃない!
とはいえ、ちょいとぽちゃっとしてしまった人も、世間の「ぽっちゃり」とは少し違って、腕や足の筋肉質な太さは健在だったりします。筋肉の上にお肉が付いてぽっちゃり、という感じです。
筋肉男子を表す言葉に「細マッチョ」「太マッチョ」というものがありますが、この「筋肉の上にお肉が付いてぽっちゃり」な人を、私はこっそり「ぽちゃマッチョ」と呼んでいます。「ぽちゃマッチョ」もかっこいい筋肉男子です(個人的には)。
そして、余談ついでに自衛官の体型について。
「自衛官=筋肉ムッキムキ」という図式を描いている方がいらっしゃるかもしれませんが、実は自衛官には、筋肉だけでなく適度な脂肪も必要です。任務によっては、食事がなかなかとれずに体を動かし続けることもあり、そんなときに脂肪がなければ最悪命に関わることにもなってしまいます。
ですので、自衛官は基本的に、筋肉もあるけど脂肪も適度にちゃんとある、という体型です。
(趣味でボディビルをやっているような人は、大会前に集中的に脂肪を落としたりしていますが)
筋肉男子が多い職種とは?!
では、二つ目の「筋肉男子な自衛官と出会うためのヒント」。自衛隊の中でも、どんなところに筋肉男子が多いのかをお教えします。
自衛隊は大きく、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊に分かれますが、筋肉男子の人数が一番多いのは陸上自衛隊です。そもそも陸上自衛隊は陸・海・空の中で一番隊員が多いからということもあるのですが、お仕事の内容にも筋肉男子の多いヒミツがあります。
陸上自衛隊には、大きく分けて16のお仕事があるのですが、この中でも最も筋肉男子が多いのが「普通科」と呼ばれる職種の隊員です。
筋肉を武器に戦う「普通科」
普通科とはどんなお仕事なのか。ざっくりいうと、「身ひとつで戦うお仕事」です。
機甲科という職種の隊員は戦車を使い、野戦特科という職種の隊員は大砲を使い、高射特科という職種の隊員はミサイルを使い……というように、自衛隊は基本的に大きな装備品を使って戦うのですが、普通科の隊員は小銃などの小さな装備品を持って、身ひとつで戦います。戦車や大砲があるような場で、自分の体を武器にして戦うわけです。
自分の体を武器にしなければならないので、筋肉のない体ではお仕事ができません。ですので、普通科の隊員はみなさん筋肉男子です。
では、戦車や大砲、ミサイルを使う職種の隊員が筋肉男子ではないかというと、そうではありません。戦車や大砲を操るにも筋肉は必要なので、機甲科、野戦特科、高射特科にも筋肉男子がたくさんいます。
「施設科」「航空科」も筋肉男子のキーワード
また、施設科という職種の隊員にも筋肉男子が多くいます。施設科とは、土木建築な車を使って陣地を作ったり、橋を掛けたり、地雷を取り除いたりするお仕事。「自衛隊の土建屋さん」とも呼ばれています。
みなさんの街で土木建築のお仕事をされている方々も、筋肉男子が多いですよね。同じように、自衛隊の施設科も筋肉男子だらけです。
また、飛行機やヘリコプターに乗る航空科という職種の人も、筋肉男子がたくさんいます。自衛隊の飛行機やヘリコプターはアクロバティックな動きが必要なことが多く、体力が欠かせません。ですので、みなさん日ごろから鍛えて筋肉を付けています。
とはいえ、これらの職種の人でも、事務的なお仕事の多い担当になり日々業務に追われていると、みるみる筋肉が落ちていったりします。筋肉は日々の鍛錬のたまものなんだなぁとつくづく感じます。
海上・航空自衛隊の筋肉男子は……?
と、これまで陸上自衛隊の筋肉男子職種をご紹介しましたが、もちろん海上自衛隊、航空自衛隊にも筋肉男子はいます。
例えば、救難員(メディック)と呼ばれる隊員。その名の通り、救難・救助のお仕事です。みなさんも、テレビで「海で遭難した人を自衛隊が救助」といったニュースを見たことがあるかと思いますが、荒れた海で人を救助するためにはかなりの体力が必要です。もし体力がなければ、人を助けることができないばかりか、自分の命まで危険になってしまいますから。ですので、救難員は筋肉男子です。
また、陸上自衛隊と同じように、海上自衛隊・航空自衛隊でも航空機に乗るお仕事の人は筋肉男子が多いです。特に、戦闘機は飛行中に大きな重力が掛かるため、戦闘機パイロットは全員筋肉男子です。
その他の自衛官の筋肉は……
逆に、筋肉男子が比較的少ないかなーと個人的に感じているのが、海上自衛隊の艦艇勤務の方々。というのも、彼らは長期間海に出て船や潜水艦に乗り続けることが多く、船や潜水艦の中ではできる運動が限られているため、どうしても陸地にいる隊員よりも運動量が減ってしまうんです。
とはいえ、こんな環境でも甲板の上をぐるぐる走ったり、筋トレに勤しんでる隊員も少なくなく、筋肉男子がゼロかというとそうではありません。艦艇勤務の筋肉男子も存在します。
同じく、上記の陸・海・空の「筋肉男子が多い職種」以外の隊員にも、筋肉男子はもちろんいます。
キーワードから、駐屯地・基地の筋肉男子を探しましょう
ということで今回は、筋肉男子な自衛官が比較的多い職種をご紹介しました。
キーワードは、
【陸上自衛隊】普通科、機甲科、野戦特科、高射特科、施設科、航空科
【海上自衛隊】【航空自衛隊】救難隊、航空隊
です。
これらの職種の隊員がどの駐屯地・基地にいるのかは、ぜひお近くの駐屯地・基地のサイトをご覧ください。
普通科であれば、「第1普通科連隊(東京都・練馬駐屯地)」、施設科であれば「第3施設大隊(京都府・大久保伊丹駐屯地)」、救難隊であれば「千歳救難隊(北海道・千歳基地)」のように部隊名にキーワードが入っていますので、サイトに載っている部隊名を見れば「ここに筋肉男子がたくさんいるんだな」と分かります。
駐屯地・基地では年に数回イベントが行われていますので、ぜひ遊びに行って筋肉男子を探してみてくださいね!
画像:陸上自衛隊HPより引用
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